ちょっとした機能を追加したいだけなのに、乱雑に書かれたコードを読み返すのに時間がかかる。
やっとのことでコードを読み解いてみれば、改変が必要な箇所が散乱してる…。
ソフトウェア開発に携わったことのある人なら、こういう経験をしたこともあるのではないでしょうか?かくいう私も、過去に自分が書いたコードによく苦しめられている一人です。そういった方々におすすめなのが、こちらの本。
マーチン ファウラー
ピアソンエデュケーション
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私はかれこれ、プログラミングを始めてから9年ほど経過しているのですが、もっと早く読んでいればよかった!の一言につきます。
リファクタリングとは、プログラム振る舞いを変えずに、プログラムを可読性や拡張性が向上するように整理することです(リファクタリングに関する詳しい話はこちらをご参照ください)。この本には、リファクタリングの意義や方法、そして各種ケースに応じたリファクタリング手順が記されています。
プログラムを整理する必要があることは、きっとリファクタリングという言葉を知らない方でも認識しているんじゃないかと思います。でも、実際にリファクタリングするとなると工数もかかるし、新たにバグを生み出すかもしれない。そんな心配事に対して、リファクタリングは(もちろん例外はあるのでしょうが、)プログラムへの投資だということ、そしてテストコードを用意した上で少しずつ変更を施すことで、バグを生み出さずにリファクタリング可能だということを、この本は教えてくれます。
ソフトウェア開発に関わる全ての方々にお勧めします。コードは全てJavaで書かれているので、オブジェクト指向の知識があると、なお楽しめるかと思います。
それにしても、この本を読んだあとに書いたプログラムは、なんだかいつもより綺麗に見える!…気がします。リファクタリングの上達には、一にも二にも経験なのでしょうが、この本を読んだだけで、なんとなく一気に上達した気分になれるのが不思議です。
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