そこで、もう少しいい開発手法はないのかしら?と思い、最近よく見かけるアジャイル開発を学んでみることにしました。読んだ本は以下です。技術書にしては気軽に読める内容で、ひと通り読むだけなら3時間程度で終えることができました。
Jonathan Rasmusson
オーム社
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こうした開発手法の本を読むのは初めてだったのですが、つまるところ、コミュニケーションに関する本なのかなという印象を持ちました。顧客との間、また開発チームとの間の齟齬をできるだけ減らしていくことに着目した開発手法なのかな、と。
作るものが美術作品や途中経過が目に見えてわかるし、完成作品の予想がつくけれど、ソフトウェアは意識してデモとかプロトタイプとか作っていかないと、最後まで予想がつきません。その中で、顧客や開発チーム間での齟齬を減らすためには、早い段階から動くものを作って見せることが解決策の一つである、というのがアジャイル開発の中核なのかなと感じました。そして、早い段階から動くものを作って見せるとなると、優先順位の高いものから開発していく必要はあるし、常にテストしておかないといけないし…ということで、
イテレーションや継続的インテグレーションといった方法が適しているのだと思います。
せっかく本を読んだので、アジャイル開発を試してみたいなと思ったのですが、仕事では実験用のプロトタイプを作ったりするくらいしか、ソフトウェア開発の機会がないのですよね。アジャイル開発を試すのはしばらく置いておいて、まずは手始めに、ひとりでもできるテスト駆動開発を読んでお勉強しようかなと思います。
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